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若手指揮者特集 その2: アラン・ブリバエフ

Posted by ジュスマルダホス on 20.2006 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
アラン・ブリバエフ
Alan Buribayev (1979)



*略歴*


1979年カザフスタンで父はチェリストで指揮者、母はピアニストという音楽家の家庭に生まれる。
 カザフ国立音楽院でヴァイオリンをアイマン・ムサホジャエフ、指揮をトレプベルゲン・アブドラシェフに師事。
 その後ヴィーン国立音大にてウロシュ・ラヨヴィチに師事。
ザグレブで開かれたロヴロ・フォン・マタチッチ指揮者コンクールで国際的な注目を集め、その後ヨーロッパのオケに客演する。
2001年のニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで特別賞を受賞。
同年のアントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで第1位。
現在はアスタナ響の首席指揮者、04年からはマイニンゲン劇場の音楽総監督を務めている。
07年シーズンよりノールショピング響の首席指揮者を務める。

これまでにロンドン・フィル、ドレスデン・フィル、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、BBCスコティッシュ響、メルボルン響、エーテボリ響、ボルティモア響、サンクト・ペテルブルク・フィル、BBCウェールズ管、バーミンガム市響、ボーンマス響、オスロ・フィルなどを振っている。

http://musicheritage.nlrk.kz/?text=52.txt
http://www.imgartists.com/?page=artist&id=270



 カザフスタンの指揮者というのはなかなかいないのではないでしょうか。マンスーロフくらいしか思いつきません。確かに写真を見たら明らかに東洋系の顔をしていますね。
 テミルカーノフの代役で日本でサンクト・ペテルブルク・フィルを振ったこともあります(2003年10月の名古屋公演、チャイ4ほか)。多分その時の評だと思いますが、「棒は未完成だが、やりたいことが非常によく伝わってくる指揮」という評価を見たことがあります。

 そしてなんと07年2月に仙台フィルに現れます。チャイコとプロコのロメジュリにプロコ7番というプログラムです。高嶺の花にならないうちに聴いておいたほうがいいかもしれません。

http://www.sendaiphil.jp/concert/periodical/index.html

 それにしてもノールショピング響というのはブロムシュッテットが27歳のとき、ヴェルザー=メストが26歳のとき、広上淳一が33歳のときに首席指揮者になっており、キャリアの初期にこのオケを振った人は出世しているので、ブリバエフもジンクス的にいいスタートを切っていますね。

 次回は1977年生まれ、06年シーズンからトゥールーズ・キャピトル国立管の首席客演指揮者を務めるトゥガン・ソヒエフです。

若手指揮者特集 その3: トゥガン・ソヒエフ
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若手指揮者特集 その1: ヴァシリー・ペトレンコ

Posted by ジュスマルダホス on 19.2006 極私的マエストロ   1 comments   0 trackback
ヴァシリー・ペトレンコ
Vasily Petrenko (1976)



*略歴*

1976年生まれ。サンクトペテルブルク・カペラ少年音楽学校で最初の音楽教育を受ける。
サンクトペテルブルク音楽院でイリヤ・ムーシン(!)、マリス・ヤンソンス、テミルカーノフ、サロネンに師事。
1994年から97年までサンクトペテルブルクのムソルグスキー記念歌劇場のレジデント・コンダクターを務め、そこでの経験から現在では30以上のオペラのレパートリーを持つ。
1997年、ショスタコーヴィチ合唱指揮コンクールで第1位。
2002年、カダケス国際指揮者コンクールで第1位。
2003年、プロコフィエフ国際指揮者コンクールで第2位。
2006年9月よりロイヤル・リヴァプール・フィルの首席指揮者。

ロシアではサンクトペテルブルク・フィルやモスクワ・フィルなどを振っており、国外ではバーミンガム市響、ロイヤル・リヴァプール・フィル、BBCフィル、スウェーデン放送響、エーテボリ響、トゥールーズ・キャピトル管、ロイヤル・フランダース・フィル、ノールショピング響、バルセロナ州立響、ガリシア響、スペイン国立管などを振っている。今シーズンはミルウォーキー響、インディアナポリス響を振りアメリカデビューを果たす予定で、ヨーロッパではハノーヴァー放送フィル、イギリス、スペイン、オランダのオケを振ることになっている。

http://www.imgartists.com/?page=artist&id=230
http://www.liverpoolphil.com/content/aboutus/VasilyPetrenko.aspx




 ムソルグスキー記念歌劇場出身ということですから、アニハーノフの下で指揮者をしていたということですね。単純計算で18歳からポストを持っているというのはこりゃまたすごい。これから紹介する人々もロシアの若い人々が続きますから旧ソ連圏はそういう若手が出る機会がかなり整っているようです。
 それにしても、72年生まれでベルリン・コーミッシェオーパーの音楽監督をしているキリル・ペトレンコとは関係があるのでしょうか。こちらもベルリン・フィル、シカゴ響など錚々たるオケをすでに振っている逸材のようです。

 と思ってキリルさんの方も調べてみたら、「ドイツ音楽紀行」というブログにこんな記事がありました。
「指揮者キリル・ペトレンコ」
http://hamburg.exblog.jp/3548857/
この人も面白そうです。出身地、家庭環境から見てヴァシリーとは関係なさそうですね。

 ちなみに芸風はまったく分かりませんので、地道にレビューを探すか、リヴァプールの自主制作盤が出てくるのを待つしかなさそうですね。活動範囲がイギリス、北欧に寄っているのでネットラジオで聴けるかもしれません。

 次回はかつて広上淳一が首席指揮者をしていたスウェーデンのノールショピング響の首席指揮者に07年に就任する1979年生まれのアラン・ブリバエフを特集します。

若手指揮者特集 その2: アラン・ブリバエフ

若手指揮者特集 巻頭: 続々とポストへ就く若手たち

Posted by ジュスマルダホス on 19.2006 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
 最近若手の活動がとみに目立ってきていますね。この現象は1970年代後半にシャイー、ラトル、サロネンが一気に登場したとき以来かもしれません。彼らはみな1950年代半ばの生まれです。一方日本は逆に1980年代後半から90年代にかけて一気に若手の台頭を経験しています。広上、大友に始まり、大野、佐渡、飯森、山下ら60年代前半世代が立て続けに国際コンクールで入賞したころですね。大植もこの世代。逆にこの頃世界ではメジャーを張る人は出ていなかったような気がします。まあ、先ほど挙げた彼ら日本のマエストロたちも世界のメジャーを張っているというわけではありませんでしたから、日本と同じように世界的にもローカル若手の台頭が目立った時期なのかもしれません。ダウスゴーとか、アニハーノフとかもそういうタイプだと勝手に思っています。あと、中堅だったハイティンク、アバド、マゼール、小澤、メータ、ムーティらもガンガンディスクを出しまくっていたし、カラヤン、バーンスタイン、ジュリーニ、ショルティ、テンシュテットなどの巨匠たちも現役でバリバリ活動していたし、そういう事情があって若手が相対的に出てきにくかったのかもしれませんね。事実、ルイージやP.ヤルヴィやオラモも世界的に注目を浴びるようになったのは最近になってからですし。

 そして2000年代。巨匠が去り、中堅のディスクが一通り出尽くしたあと、再び若手に日が当たったのはご存知の通り。1975年生まれのハーディングと79年生まれのミッコ・フランクの2人が出てきましたね。世界中が彼らの音楽、動向に目を見張り、賞賛しています。そして我々が彼らに目を奪われていた後ろには、これまた頼もしそうな若手が連なっています。先頭の2人はロンドン響、フィンランド国立歌劇場という大きなポストに就きましたが、そこに連なる彼らもまたこの2006年、07年にかけて一気に中堅オケのポストに就きます。

 今回はそんなハーディング以降の若手を紹介したいと思います。どうやら長くなりそうなので数回に分けて書くことにします。

 まずは06年9月からロイヤル・リヴァプール・フィルの首席指揮者に就任した1976年生まれのロシア人、ヴァシリー・ペトレンコで行きたいと思います。

若手指揮者特集その1: ヴァシリー・ペトレンコ

その3 ワルター・ヘンドル

Posted by ジュスマルダホス on 13.2006 極私的マエストロ   1 comments   0 trackback
ワルター・ヘンドル
Walter Hendl



 ハイフェッツの伴奏で今でも名を聞くマエストロ。意地悪な言い方をすればハイフェッツの伴奏でしか名を聞かないマエストロですね。ディスコグラフィはハイフェッツとのシベリウス(シカゴ響)、グラズノフ(RCAビクター響)、ロージャ(ダラス響)のほか、クライバーンとはプロコ3番(シカゴ響)、シェリングとはスペイン交響曲(シカゴ響)、フリードマンとはロンカプ(シカゴ響)を残しています。音盤的にはやはり見事に伴奏指揮者ですが、放送や録音専門のスタジオ指揮者なんでしょうか。それでも振っているオケはすごいという、このちぐはぐさが気になって、略歴を調べてみました。

*略歴*

1917年 ニューヨーク生まれ。
カーティス音楽院でライナーに師事、その後タングルウッドでクーセヴィツキーに師事
1941-2年にはバークシャー・ミュージックセンターでクーセヴィツキーの下、ピアニスト・指揮者として研鑽を積む。
1945年 ニューヨーク・フィルの副指揮者。
1949年 ダラス響の音楽監督となる(?58年)。
その間トスカニーニのいないシンフォニー・オブ・ジ・エア(旧NBC響)の指揮者の一人として1955年に同オケの東アジアツアーに同行。
1958年 シカゴ響の副指揮者(?64年)。
1964年 ハワード・ハンソンの跡を継いでロチェスターのイーストマン音楽院の指揮者(?72年)。
この頃ロチェスター・フィルのミュージック・アドヴァイザーも務める。
1976年 エリー・フィルの音楽監督へ。
1990年 マーシーハースト・カレッジ指揮科の教授。現代音楽にも造詣が深く、メニンの交響曲第3番をはじめ、マルティヌー、ヴィラ=ロボスなどの新作の初演を精力的に行なった。

ピアニストとしても実力を発揮し、ワルター/ニューヨーク・フィルとベートーヴェンのトリプル・コンチェルト(Vn.ジョン・コリリアーノ、Vc.レナード・ローズ)を録音している。

http://www.maurice-abravanel.com/hendl_walter.html http://en.wikipedia.org/wiki/Walter_Hendl

 なんと、1917年生まれです。ハイフェッツと同じ歳くらいだと勝手に思っていましたが、バーンスタインと同じ歳、意外に若い。しかも若くしてダラスの指揮者になっていますね。スタジオ指揮者ではありませんでした。ピアニストとしても本格的な腕前のようです。さらに、訃報が見つからないということはご存命ということでしょうか。

 そしてこの人、日本にはそれなりに縁が深い人で、日本で初めての外来オケを連れてきているのです。1955年のシンフォニー・オブ・ジ・エア(旧NBC響)です。その時のもようはあいざーまんさんの「海外オーケストラ来日公演記録抄」の「シンフォニー・オブ・ジ・エア来日(1955)」にあるのでそちらをご参照ください。

「シンフォニー・オブ・ジ・エア来日(1955)」
http://www003.upp.so-net.ne.jp/orch/page274.html

 以前ここを読んだときは気にも止めなかったヘンドルという名前でしたが、なんとこんなところにあったとは。読んでみると当時の評論家に今よりもヨーロッパ重視の風潮があったことも原因なんでしょうが、評判はいまいちのようです。

 そして現在の動向を探ってみると、2005年になんと88歳でかつて指揮者をしていたイーストマン音楽院のオケ、イーストマン・フィルハーモニアに客演指揮者として登場、ラフマニノフ2番を振っています。

http://www.rochester.edu/currents/V33/V33N07/story03.html http://www.esm.rochester.edu/news/?id=238

その時のお姿がこちら。

 

http://www.rochester.edu/pr/Review/V68N1/inrev06.html http://www.theoryofpaul.net/?action=view_comments&blog_refno=562

 コンスタントに振っているわけではなさそうなので、おそらく引退したのを引っ張り出されてきたのでしょうが、かなりスタミナを使う曲を振るとは脱帽ものです。ぜひとも聞いてみたいですね。

*付記*
同じにおいの人としてエンリケ・ホルダ(1911-1996)がいます。気が向いたら特集してみようかと思います。 1954年から63年までサンフランシスコ響の音楽監督を務め、その後マドリード響、ケープタウン響、アントワープ・フィルの音楽監督を歴任。ディスクに三角帽子(ロンドン響)、新世界(ロンドン新響)、セゴビアとのロドリーゴ(エアー)、ルービンシュタインとのファリャ(サンフランシスコ響)、カーゾンとのブラームス1番(ワシントン・ナショナル響)、ブライロフスキーとのラフマニノフ2番(サンフランシスコ響)など、少なくないディスコグラフィがあるようです。この人もやはり伴奏が多いですね。

その2 06年以降のオケ人事

Posted by ジュスマルダホス on 13.2006 東西南北交響楽団   1 comments   0 trackback
●サカリ・オラモ、ロイヤル・ストックホルム・フィル次期首席指揮者へ
http://www.playbillarts.com/news/article/4259.html?PHPSESSID=4977babe0587e2ccbe4ce1176ad57c22

wikiのロイヤル・ストックホルム・フィルの項目
http://en.wikipedia.org/wiki/Royal_Stockholm_Philharmonic_Orchestra
を見ていたら、2008年よりサカリ・オラモが首席指揮者になるようなことが書いてあった。
あわてて検索をしたところ上記のページがヒット。ちなみに、日本語でもこちらがヒット。
http://bahr.jugem.cc/?eid=363
アラン・ギルバートとの関係は別に悪くなさそうなのですが、ディスクでのアピールがないのがやはりちょっと物足りなかったですね。非常にポテンシャルの高いオケなのですが、やっぱりこれまでどおりの地味なイメージに終始しているのは勿体無い気がします。
隠れた名オケがオラモとともにどれだけ世界の音楽シーンにアピールしてくるか楽しみです。

●ヴァシリー・ペトレンコがロイヤル・リヴァプール・フィルの首席指揮者に
http://www.imgartists.com/?page=news/index.html&id=22

1976年生まれのロシア人指揮者ヴァシリー・ペトレンコが、ジェラルド・シュワルツの後任として2006年9月から就任したもよう。BBCスコティッシュのイラン・ヴォルコフ(1976)、スコティッシュ・ナショナルのドゥネーヴ(1972)、ロンドン・フィルのユロフスキー(1972)、あと、全権一任ではないもののロンドン響のハーディング(1975)と、イギリスオケ界は一斉に若返っていますね。さてどう出るかフィルハーモニア。コヴェントガーデンのパッパーノあたりを引き抜くか。

●レナード・スラットキンがナッシュヴィル響のミュージック・アドヴァイザーに
http://www.nashvillesymphony.org/main.taf?p=2,2
http://www.bizjournals.com/nashville/stories/2006/08/21/daily31.html?jst=s_cn_hl

ナクソスのアメリカ音楽シリーズやヴィラ=ロボスのバキアーナス全集でおなじみになりつつあるナッシュヴィル響が二十年来の主シャーマーホーンを失ってから早1年。この伸び盛りのオケの後任シェフに誰が来るか正直心配だったのですが、大物を投入してきました。前任後任ともアメリカ出身、アメリカ物得意、オケビルダー、と似たカラーのマエストロなので、これまでシャーマーホーンが築いてきた路線をさらに推し進めるのでしょう。それにしてもまさかスラットキンを投入してくるとは・・・驚きました。

●ヴァシリー・シナイスキーがマルメ響の首席指揮者に
http://www.mso.se/

ロシア国立響以来大きなポストを持つことがなかったシナイスキーが07年からマルメ響の首席指揮者へ。意外な人選のような気もしますが・・・結構いいオケなのでシナイスキーがどう暴れてくれるか楽しみです。

●ヴラディーミル・ジーヴァがデンマークのシェナーユラン(南ユトランド)響の首席指揮者に
http://www.sonderjyllands-symfoniorkester.dk/SEEEMS/758.asp

モスクワ響しか振っているのを見たことがないジーヴァですが、ちゃんと他のところも振っているのですね。

●アラン・ブリバエフがノールショピング響の首席指揮者に
http://www.symfoniorkestern.nu/press.php?ReleaseID=326

1977年生まれのカザフスタンの指揮者、ブリバエフが07年シーズンからノールショピング響の首席指揮者に就任します。このオケ、駆け出しの頃のブロムシュテットやヴェルザー=メスト、そして広上淳一も指揮者をしていたことからも分かるように、結構あげまんなオケです。さて、ブリバエフが今後どう出てくるか楽しみです。
  
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