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若手指揮者特集 その5: ピエタリ・インキネン

Posted by ジュスマルダホス on 16.2007 極私的マエストロ   4 comments   0 trackback
若手指揮者特集 その4: アンドリス・ネルソンス より
07年以降の指揮者人事まとめ その6 より

ということで、若手指揮者特集その6は、08年1月よりニュージーランド響の音楽監督に就任する、1980年生まれのピエタリ・インキネン。

ピエタリ・インキネン
Pietari Inkinen (1980)



**略歴**

1980年、フィンランドのコウヴォラ生まれ。4歳でヴァイオリンを始める。
シベリウス・アカデミーでトゥオマス・ハーパネンに、ケルン音楽大学でザハール・ブロンに師事。
1998年、南フィンランド・アーツ・カウンシルの年間ヤング・アーティスト賞を受賞。
2001年、第8回国際ジャン・シベリウス・ヴァイオリン・コンクールで第4位と現代曲演奏部門で特別賞を受賞する。
フィンランド放送交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団など数々のフィンランドのオーケストラと共演。室内楽奏者としては、クフモ、ミッケリ、トゥルク、トゥースランイェヴィといった数々の音楽祭に招かれている。また、イツァーク・パールマン、ピンカス・ズーカーマン、オリ・ムストネン、アナ・チュマチェンコとも共演している。
1994年からヨルマ・パヌラのもとで指揮法を学んでいる。2001年9月からはシベリウス・アカデミーでレイフ・セーゲルスタムの指揮法クラスも受講しており、フィンランドや海外の数多くのオーケストラを指揮している。

指揮者としてはこれまでにフランクフルト、オランダ、ヴィーン、スウェーデン、フィンランドの各放送響、バンベルク響、アイスランド響、ロッテルダム・フィル、オスロ・フィル、ヘルシンキ・フィル、リヨン国立管、トロント響、BBCスコティッシュ響、ボーンマス響、オーストラリアではメルボルン響、西オーストラリア響(パース)、クィーンズランド管、アジアでは香港フィル、KBS響を振っている。

今後の予定としてはBBC響、BBCフィル、ゲヴァントハウス管、バイエルン放送響、WDR響(ケルン西部ドイツ放送響)、シンシナティ響、フィレンツェ5月音楽祭、日本フィルにデビュー予定。

ヴァイオリンはカルロ・ベルゴンツィを使用。ロックバンドとサッカーチームにもいたことがあるという非常に多彩な趣味の持ち主。

http://www.pietariinkinen.com/
http://www.imgartists.com/?page=artist&id=251&c=2



シベリウスコンクールの入賞歴からも分かるように、なんと、ヴァイオリニストとしてもトップレヴェルの腕前です。しかも3年前にヴァイオリニストとしても来日しております。
http://www3.center-mie.or.jp/center/bunka/event_c/2003/0617.html

室内楽にも積極的で、スケジュールを見てみるとインキネン・トリオとして年に数回はコンサートを開いているようです。

バイエルン室内フィルとOehmsに、ニュージーランド響とはナクソスに既に録音がありリリース待ちのようです(シベリウスとラウタヴァーラとのこと)。調べてみると録音ニュースがありました。

http://www.naxos.com/news/default.asp?pn=News&displayMenu=Naxos_News&op=242

シベリウスの方だけですが、曲目は歴史的情景1,2とクリスティアン2世組曲のようです。
また今後もナクソスに録音予定(オケはNZ響とボーンマス響)があるそうですので楽しみです。
またエームスの方はハルトマン作品集のようです。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1476985

本人サイトには以前、2007年5月に大フィルを振りに来日予定と書かれていたのですが、結局なくなってしまったようです。そのかわり、NZ響のプレスリリースにもあるように、今後振るオケとして日フィルが挙げられており、近いうちに日本でも指揮者としてお目にかかれそうです。
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07年以降の指揮者人事まとめ その6

Posted by ジュスマルダホス on 16.2007 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
07年以降の指揮者人事まとめ その5 より

その5で終わる予定でしたが、また4つほど入ってきたので補足という形で続けます。

●ヴィーン国立歌劇場にヴェルザー=メスト (2010-)

http://www.mde.co.jp/doc.id?id=20070611173231178
http://ja.wikipedia.org/wiki/ウィーン国立歌劇場

2010年からという、ちょっと先の話とはいえ、大物の異動が来ましたね。その前に小澤が大病の後だけにそこまで持つかが心配です。緩やかに監督業をこなしていくのですかね。


●都響プリンシパル・コンダクター(首席指揮者?)にエリアフ・インバル (2008-)

http://www.tmso.or.jp/j/topics/index.php#release
http://ja.wikipedia.org/wiki/東京都交響楽団

2008年4月からの就任ということです。同時にレジデント・コンダクターに小泉和裕が就任します。インバルは95年から2000年にかけて特別客演指揮者として在任、小泉和裕は95年から98年にかけて首席指揮者、98年からは首席客演指揮者というポストを既に都響で持っていますので、まあ大胆人事というわけではありませんが、とうとうインバルを本格的に捕まえたかという感があります。デプリーストとは上手くいっていないという話は聞いたことないので続投ではないと知ってちょっと驚きでした。歩行が不自由な人の上に年齢も70越えたのでさすがに極東まで来るのはつらくなったんでしょうかね。


●アシュケナージ、N響桂冠指揮者へ (非公式発表?)

http://ja.wikipedia.org/wiki/NHK交響楽団


極私的百科全書本家サイトの掲示板に書かれた方からの情報ですが、まだソースがwikiしかないという状態です。プレスリリースはまだなんでしょうか。もう少し様子を見ておきたいと思います。ちなみにアシュケナージ、2009年からはシドニー響で首席指揮者および芸術監督に就任予定です。


●ニュージーランド響の音楽監督にピエタリ・インキネン (2008-)

http://www.nzso.co.nz/meet_the_nzso/music_director

実は今回これが一番紹介したい情報です。NZ響はかねてから音楽監督候補を探していたとのこと、そしてようやく08年1月より27歳のフィンランド人、ピエタリ・インキネンが音楽監督に就任ということです。ということで若手指揮者特集その5へそのままGO!


若手指揮者特集 その5: ピエタリ・インキネン
(追記) こちらも続くことになりました→   07年以降の指揮者人事まとめ その7

RIP(訃報)いろいろ その3 :ドナルド・ジョハノス

Posted by ジュスマルダホス on 13.2007 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
RIP(訃報)いろいろ その2 より

ドナルド・ジョハノス (1928)
Donald Johanos



07年5月29日、フロリダ州ネイプルズで死去。79歳。
http://en.wikipedia.org/wiki/Donald_Johanos

**略歴**

1928年、シーダーラピッズ生まれ。
1952年、イーストマン音楽院入学。
その後ロチェスター・フィルのヴァイオリン奏者を5年間務める。そこで当時音楽監督をしていたエーリッヒ・ラインスドルフに指揮を学ぶ。
1954年アメリカ交響楽団協会(ASOL)とロックフェラー財団からの奨学金を受け、3年間ヨーロッパで学ぶ。そこでビーチャムやクレンペラー、カラヤンなどに学ぶ機会を得る。またオーマンディとラインスドルフが彼の後見人となる。
1957年、ダラス響の准指揮者(当時ダラスの音楽監督はワルター・ヘンドル)となり、同年オランダ放送国際指揮者コンクールで優勝。
1962年、61年よりダラスの音楽監督を務めていたショルティがコヴェントガーデン王立歌劇場に転出するのに際し、ジョハノスが音楽監督に就任。
任期中に、VOXにラフマニノフ、コープランド、アイヴズなど、いくつかの録音を残す。このコンビでカーネギーホールでの演奏、リンカーン・センターでのモーストリー・モーツァルト音楽祭出演も果たす。
1970年、ダラスを辞しピッツバーグ響の准指揮者、同響室内管の音楽監督へ。
1973年、スタインバーグ/ピッツバーグ響の同行指揮者として来日。
1976年、メキシコ国立響の首席客演指揮者に。
1979年、ホノルル響の音楽監督、ハワイ歌劇場の芸術監督に(?94年)。

http://www.dallasnews.com/sharedcontent/dws/ent/stories/DN-johanosobit_01met.ART.West.Edition1.43ae3ff.html
http://the.honoluluadvertiser.com/article/2007/May/31/ln/FP705310323.html
http://www.playbillarts.com/news/article/6579.html
http://www.naplesnews.com/news/2007/jun/02/internationally_known_conductor_johanos_dies_naple/?breaking_news

新しい才能の目利きや擁護に熱心だったらしく、ダラス時代、副指揮者(アシスタント)に同響初の黒人指揮者ポール・フリーマンを登用し、このことで議論を巻き起こし脅迫にあうということもあったそうです。詳しい事情は専門家でないので分かりませんが、この当時アメリカは公民権運動全盛期。しかもダラスのある南部は黒人蔑視が根強く、時代的にも地域的にもこの登用はホットだったということでしょう。両陣営から脅迫を受けたようなことをかかれていますが、白人側からの脅迫はまあ分かるとして、黒人側の脅迫とは「こんなに黒人に対して差別的な地域で、白人音楽の指揮者に黒人を登用するなんて危険だ、時期尚早だ」とかいうことでしょうか。

また、若き日のヨーヨー・マが彼に目利きしてもらいたいとジョハノスの元へつれてこられたという話もあります。

現代音楽も積極的に取り上げており、アメリカの作曲家・作家・出版社協会?から「現代音楽に対する意欲的なプログラミング」を評価されて表彰されています。

またホノルル響の楽員のサポートや、コミュニティや政治との連携によって団の運営を財政的にも安定させたという評価も見落とせませんね。同響の初レコーディング(ダン・ウェルチャー作品)も彼の指揮によるものです。もとから1993/94年シーズンに辞任する予定だったようですが、退任のラストコンサート(マーラー作品の予定だった)が労働争議で流れてしまったという残念な話もありました。

1973年にピッツバーグ響と来日した際のプログラムはこちらにあります。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/orch/page154.html

9階の公演のうちジョハノスの指揮によるものは4月11日大阪フェスティバルホールと、4月21日東京文化会館の2公演です。曲はどちらもモーツァルト38番、ラヴェルのスペイン狂詩曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、ストラヴィンスキーの火の鳥組曲ですが、このときのヴァイオリンはなんとチョン・キョンファでした。

ちなみに私はスロヴァキア放送響とナクソスに入れたグリエールの交響曲第3番「イリヤ・ムーロメッツ」を持っていますが、ちょっと冗長な曲想もあるのでしょうが、実はあまり印象に残っていません。もう一度聞いてみようと思います。

合掌。

RIP(訃報)いろいろ その2 :ジークフリート・ランダウ

Posted by ジュスマルダホス on 13.2007 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
RIP(訃報)いろいろ その1 より

ジークフリート・ランダウ (1921)
Siegfried Landau



07年2月20日、ニューヨーク近郊ブラッシュトンの自宅で死去、85歳。
http://en.wikipedia.org/wiki/Siegfried_Landau

**略歴**

1921年ベルリンでラビ(ユダヤ教の聖職者)の家庭に生まれる。
地元の音楽院で学んだ後、ホロコーストから逃れるため39年にロンドンへ。ギルドホール音楽院で指揮、トリニティカレッジで演劇を学ぶ
1940年にニューヨークシティへ渡り、ピエール・モントゥーの元で研鑽を積む。
数年後ニューヨークのカレッジ・オヴ・ミュージック(後のマンネス音楽学校)へ入学(動詞が"joined"なのでもしや「教鞭をとった」?)。
1955年にブルックリン・フィルハーモニア(現ブルックリン・フィルハーモニック)を創設、音楽監督を71年まで務める。

http://www.nysun.com/article/48982
http://www.local802afm.org/publication_entry.cfm?xEntry=47902044

彼について書かれている記事を読んでいたら、色々驚くことがありました。

まず、私はヴェストファーレン響と入れたVOXの録音でしか知らなかったので、彼のことをてっきりドイツのローカル指揮者と思っていましたが、実はアメリカで活躍していた人だったということにはびっくりしました。しかもブルックリン・フィルの創設者だったとは。

また、ラビの息子でホロコーストを逃れて渡米したということも初耳でした。ナチのギムナジウム時代は唯一のユダヤ人子弟だったらしいです。作曲家としても 活動しており、アンナ・ソコロフのダンス・ドラマ「ディバック」のための音楽が有名ということです。ディバックとはユダヤ教伝説に出てくる悪霊のことらし く、ラビの息子だけにやはりユダヤ教に浅からぬかかわりを持っていたようですね。ユダヤ神学校で聖歌を教えたり、シナゴーグの音楽監督を務めたりと、やは りユダヤ教には深く関わっていたようです。

そして、死因が自宅火災によるという悲劇的なものにも驚きました。奥さんと一緒に亡くなったようです。

ちなみに私が持っているヴェストファーレン響との録音はレアなピアノ協奏曲の伴奏なのですが(リャプノフとかバラキレフとか)、彼の実力うんぬんというよ りまあ非力なオケの実力うんぬんに耳をとられ、まあそれが彼の実力なのかもしれませんが、正直良く分かりません。むしろ彼が手塩にかけて訓練し、育て上げ たというブルックリン・フィルの音源が残っていれば是非とも聞いてみたいものです。

合掌。

あと一人です。

RIP(訃報)いろいろ その3

RIP(訃報)いろいろ その1 : カッツ、フュルストなど

Posted by ジュスマルダホス on 13.2007 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
このブログの「その他」で特集したピアニストのセトラックがいつの間にか亡くなっていました。

http://www.musimem.com/obi-0706-1206.htm#setrak

彼については当ブログの記事 「謎のピアニスト セトラック」 を参照していただきたいですが、そのほかにも色々と気になる、気になっていた人がお亡くなりになっていたので、マエストロ部門だけちょっとまとめてみようと思います。

------------------
まずは、
ワルター・ヘンドル (1917)
Walter Hendl


07年4月10日、ペンシルヴァニアのハルバークリック・タウンシップで死去、90歳。

彼についても、以前に特集した記事の方に書いてありますので、そちらをご覧下さい。

どちらも生前に特集した人ですが、こうも続けて亡くなっていくとここで特集するとよくないのかなあ、と思ってしまいます。あんまりシャレになってませんがまるでデスブログです。

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アルノリト・カッツ (1924)
Арнольд Михайлович Кац

07年1月22日、北京で死去。82歳。
http://ru.wikipedia.org/wiki/Арнольд Михайлович Кац

**略歴**

1924年バクー生まれ。モスクワ、レニングラード音楽院卒業。
1956年以来ノヴォシビルスク・フィル一筋。1997年にこのコンビで来日して話題になっていました。
数年前に久々の新盤であるラフ2が出たので、まだ元気かと思っていたのですが、心臓を患っているということを最近聞いたので、大丈夫かなと思っていた矢先でした。
ショス8、ブラ2などを聞いたことがありますが、オケの音色もあいまって、朴訥としながらも、何があっても倒れなさそうなスケールの大きさと懐の深さを兼ね備えた音楽作りが印象に残っています。

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ヤーノシュ・フュルスト (1935)
János Fürst

07年1月3日、パリで死去。71歳。
http://ja.wikipedia.org/wiki/János Fürst

**略歴**

1935年ハンガリーのブダペスト生まれ。フェレンツ・リスト音楽院の後パリ音楽院でヴァイオリンを学び、プルミエ・プリ獲得。
ヴァイオリニストとして活躍後、63年にアイルランドへ渡り、アイルランド室内管を創設、指揮者に専念する。かと思いきや結成時のアルスター管のコンマスもつとめていたようだ。
その後ロンドン、マルメ、オールボー、ダブリン、マルセイユ歌劇場、ヴィンタートゥールなどのオーケストラで音楽監督や首席指揮者、ヘルシンキ・フィルの首席客演指揮者を歴任。
パリ音楽院でも教鞭をとり、弟子も数多い。

数年前に京響に客演してリヒャルトあたりを指揮していたと思うのですが、ネットで検索しても見当たりません。記憶違いですかね・・・

残念ながらまだいらっしゃいます。

RIP(訃報)いろいろ その2 へ

謎のピアニスト セトラック(セトラク) Setrak

Posted by ジュスマルダホス on 13.2007 その他   0 comments   0 trackback
セトラック(セトラク) Setrak

ビゼーのピアノ曲全集でその名を一部だけに残すトルコ出身のピアニスト、セトラック。名は「セトラック」のみ。姓なのか名なのかすらわからない(多分ファーストネームだと思いますが)。検索してもCD情報以外なーんも出てこん。"Setrak piano"で検索しても別のセトラックさんしか出てこない。その別人ピアニスト セトラック・セトラキアンさんはレバノン出身だからやはり別人だ。ということで、とにかく"Setrak"にBizetやTurkey, turquieなど、色んな検索ワードを付けて調べてみることにした。

・・・やはりCD情報か別のセトラックさん情報以外でてこない。こうなったらカタカナじゃ。

 「セトラック」の検索結果223件。しかし「セ」と「トラック」の間が切れている別件ヒットばっかり。アセアセトラックバック、シンセトラック・・・しかも最初にヒットしたピアニストの「セトラック」は「極私的百科全書」って・・・_| ̄|○

ほんじゃためしに「セトラク」でやってみよう。 「セトラク」の検索結果は45件。少ない。しかし

「セトラクはトルコ出身のピアニスト」


の表記がいたるところに。これは期待が持てる。しかも

「パリでアルフレッド・コルトーとマルグリット・ロンに学んだ、結構な大家です。スクリャービンを得意としていることで知られています」


とのこと。何と、結構なお年の人っぽいではないか。コルトーが62年まで生きていて、ロンが66年まで生きていたので、どんなに若くとも50年代には生まれていることになる。まあ最晩年の大家たちがガキンチョの面倒を見るとはあまり思えないので(天才少年(少女?)だったら、当時からそれなりに名は出てくるでしょうし)、40年代以前生まれが妥当なところか。

 こんなこと考えつつヒットしたページを見てみると・・・

http://www.webserve.ne.jp/cadenza/label/solsticefy.html http://www.kingrecords.co.jp/kinginter/classic05-07.html

なんと、フランスのソルスティスというレーベルに結構な録音があるではないか。しかも得意のスクリャービンのエチュード全曲から、ショパンのワルツ全曲、グリーグの抒情小曲集全曲、リストのメフィストワルツ4曲、4つの忘れられたワルツなど、いくつか録音がある。ビゼーも全集だったことを考えると、この人密かにアシュケナージに並ぶ全集魔のようだ。

・・・ところで、このソルスティスというレーベルにはサイトはないのか。そこにいけば専属アーティスト情報とかあるかも知れない。そう思って早速調べてみたら・・・

http://www.solstice-music.com/

ありました。artistsの欄もある!しかし、ここにはなかった。じゃあ、隣のportraitsは?・・・やっとここにありました。しかも写真つきで。

http://www.solstice-music.com/portraits/portrait.php?artid=6
setrak.jpg

要約すると、
「1931年イスタンブール生まれのトルコ出身のピアニスト。46年にパリへ行き、エコール・ノルマルでコルトー、次いで(多分パリ)音楽院でロンに師事。イヴォンヌ・ルフェビュールクラスでプルミエ・プリ(一等)と同時にウジェーヌ・ビゴのクラスで指揮法のプルミエ・プリを獲得。リストの伝統を受け継ぐヴィルトゥオーゾである。レパートリーは広く、演奏家と同時にレアもの楽譜コレクターとしてリストの「『レリオ』の主題による幻想曲」を世に知らしめた。またソルスティスにスクリャービンのエチュード全曲を録音した。」

ということである。健在なら今年(06年)75歳。

そしてビゼーのピアノ曲全集はこのレーベルではないが、去年(05年)ハルモニア・ムンディ・フランスから再発売されているもよう。やはりこれが一番入手しやすくかつ安価(2枚組2000円程度)なようだ。

http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=871612&GOODS_SORT_CD=102 http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1494575

あと検索して出てきたのが、ショパンのコンチェルト1番とユゼフ・ヴィエニャフスキ(ヴァイオリンのヘンリクの弟)のコンチェルトというもの。オケはヴォイチェフ・ライスキ指揮のバルト・フィル。レーベルはシャン・デュ・モンドだから入手は限りなく難しいだろう。

http://cd.ciao.co.uk/Productinformation/Chopin_amp_WIeniawski_Piano_Concertos__5939442

・・・このユゼフのコンチェルト、中学のときにエアチェックした憶えが。セトラックのピアノは聞いたことないと思っていたのですが、実は聞いていたようです。

それにしてもセトラックさん、おそらく名前と出身からアルメニア系だと思うが、なぜファーストネーム(多分)だけなんでしょうね。それが未だに謎です。

若手指揮者特集 その4: アンドリス・ネルソンス

Posted by ジュスマルダホス on 06.2007 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
アンドリス・ネルソンス
Andris Nelsons



ラトヴィアといえばヤンソンス。器楽ではマイスキーとクレーメル。1940年代にとんでもない大御所たちを輩出したこの国はその後目立った音楽家を出していないのでは・・・と思っていたのですが、今回紹介するネルソンスはヴァイオリンのバイバ・スクリデとともにラトヴィアが送り出す久々の大物のようです。


*略歴*

1978年 ラトヴィアのリガで音楽家の家庭に生まれる。
ラトヴィア国立歌劇場管のトランペット奏者として音楽家のスタートを切る。声楽家としても数多くの賞を受賞。
2001年 ラトビア音楽大賞受賞。
同年、学校卒業と同時にサンクト・ペテルブルクへ留学、リムスキー=コルサコフ音楽院にてアレクサンドル・ティトフのもとで学ぶ。
同時期、ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラらのマスタークラスにも参加。
02年から、マリス・ヤンソンスに個人的に師事。
03/04年シーズン、ラトビア国立歌劇場の首席指揮者に就任(現在に至る)。
06/07年シーズン、ドイツ・ヘアフォルトの北西ドイツ・フィル首席指揮者および音楽総監督に就任。
06年 アラベラ・シュタインバッハーをソリストとし、バイエルン放送響とショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲(2曲)をオルフェオに録音、07年リリース。

今後2シーズンの間にバイエルン放送響、チューリヒ・トーンハレ管、ヘルシンキ・フィル、BBCフィル、ハノーファー北ドイツ放送フィル、ベルリン放送響などに登場の予定。それ以降も、オスロ・フィル、ロイヤル・ストックホルム・フィル、ヴィーン放送響、ザルツブルク・モーツァルテウム管、フランクフルト放送響、北ドイツ放送響、ドレスデン・フィル、バンベルク響、バーミンガム市響に登場予定。

オペラでは、07年1月のベルリン・ドイツ・オペラの「ラ・ボエーム」でドイツにデビュー、同劇場へは同年6月にワーグナーコンサートで再登場の予定。08年5/6月にはハンブルク歌劇場で「トゥーランドット」、08年12月にはフランクフルト歌劇場でボーイトの「メフィストフェーレ」、08/09年のヴィーン国立歌劇場には「トスカ」と「蝶々夫人」で登場予定。

http://www.kdschmid.de/englisch/02kuenst/1kuenstler.php3?k_id=244
http://de.wikipedia.org/wiki/Andris_Nelsons



私が彼の初めて名前を知ったのは、北西ドイツ・フィルのGMDになったときでしたが、その時はあまり気にしていませんでした。その後すぐにアラベラ・シュタインバッハー独奏のショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲集(Orfeo)の伴奏(バイエルン放送響)でネルソンスという名前を見たときに「あれっ」と思い、注目していました。なんせオケがいきなりバイエルン放送響ですからね。それでちゃんと調べたところ、やはりラトヴィアつながりでヤンソンスとは密接な関係(ていうか師匠)でした。でもそれ以外に情報があまりなく、若手指揮者特集で取り上げるにはネタが少ないなと思っていたのですが、先ほど彼の映像を発見したので慌てて再開した次第です。

ヴェスタルド・シムクス Vestard Shimkus という84年生まれの若手ピアニストと共演したラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、2楽章後半?ラストです。オケは手兵ラトヴィア国立歌劇場管。




http://www.youtube.com/watch?v=zHMtEkf7dwM (2楽章後半?3楽章半ば)




http://www.youtube.com/watch?v=ANmeMiKz5bA (3楽章後半)

(ここでは全部にリンクは張りませんが、全曲見ることができるようです。他にも同じ組み合わせでショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番がありました)

まあ映像だけならどうってこともないのですが、ネルソンスの指揮振りを見てびっくりしました。とにかく表情、姿勢、振り方ヤンソンスそっくりです。元の顔は違うのに振り出したらヤンソンスと同じ口と表情になるのにはちょっと笑ってしまいました。肩を縮めて身をかがめ、上から覆いかぶさるように手を広げた後姿も一緒。時々左手に指揮棒を持つパフォーマンスも一緒。鼻まで似て見えますし、ヤンソンスがよくするオペラ座の怪人風の表情(失礼)まで一緒。しまいにはヤンソンス、ネルソンス、どっちのことを書いてんだかもう分からなくなってしまいます。若いころのヤンソンスの映像といっても信じる人は多そうですね。

ちなみにこれがキャプチャ画面。何度もいいますがヤンソンスではありません。


共演しているヴェスタルド・シムクス君もかなりいい音楽を奏でてくれます。テクニックは万全ですし、音楽が熱くなっても品があるのがすばらしい。とげとげしないムストネンとかアンスネスという感じですかね。このコンビでワールドワイドに出てくる日もそう遠くないでしょう。それにしても熱い物に触ってアチッと手を離すような弾き終わりがいつも面白い。



初めてハーディングを見たときも、そのアバド90%ラトル10%という師匠ブレンド的な振り方に仰天したものですが彼のコピーっぷりはそれを上回りますね。バイエルン放送響の人々もさぞかしびっくりしたことでしょう。恐るべし師弟関係。

ちなみにカタカナで「アンドリス・ネルソンス」と入れたら、なんとコンサート・イマジン(音楽事務所)のサイトで紹介されていました。もちろん日本語です。

http://www.concert.co.jp/artist/nelsons/profile.html

ということは、近いうちに来日するのでしょうか。スケジュールを見てもまだ何もないので詳しいことは分かりませんが、少なくとも来日の予定があるのでしょう。楽しみです。


次はグスターボ・ドゥダメルを取り上げる予定だったのですが、ネルソンスの情報集めでちんたらしているうちに彼のロスフィル監督就任ニュースが飛び込み、新譜も次々出ており既に情報が氾濫して更新するタイミングを失ったので別の人にします。


若手指揮者特集 その5へ

07年以降の指揮者人事まとめ その5

Posted by ジュスマルダホス on 03.2007 極私的マエストロ   6 comments   0 trackback
07年以降の指揮者人事まとめ その4 より

最後は、こういうわけ方は失礼かもしれませんが、マイナーオケながらもちょっと気になる人選をしているオケを取り上げてみようと思います。

まず、私の大注目はこのオケ。

●ボルドー・アキテーヌ管: クワメ・ライアン(Kwane Ryan)(07?)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Kwam%C3%A9_Ryan
http://musique.france2.fr/musique-classique/info/26293916-fr.php

全く聞いたことのないクワメ・ライアンという人は、1970年トロント生まれのトリニダード・トバゴ系カナダ人だそうです。指揮者にはあまり見当たらないエキゾチックな名前が目を惹きますね。ヨーロッパで黒人系というのは珍しい。どんな音楽を作るのでしょうか、興味深々です。

もうひとつ、前も挙げましたが、

●ノールショピング響: アラン・ブリバエフ(07?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Norrk%C3%B6ping_Symphony

仙台フィルへの客演も成功裡に終わったようですね。ノールショピングもロッテルダムと同じく若き日のブロムシュテット、ヴェルザー=メストなど、これからメジャーに出てくる人を捕まえるという特技をもつオケなので、ここも楽しみです。そういえば広上淳一もここの監督経験者です。


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そんなこんなで、日本のマエストロ

●エアフルト歌劇場: 服部譲二(07?、第1カペルマイスター)
http://www.jojihattori.com/japanese/bio.htm

GMD(音楽総監督)ではありませんが、いきなりの大役のようですね。私にとってはヴァイオリニストのイメージが強いので、指揮ではどんな音楽作りになるのか興味深いです。


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隠れ巨匠たちも動いています。

●ベルギー国立管: ヴァルター・ヴェラー(07?)
http://en.wikipedia.org/wiki/National_Orchestra_of_Belgium
http://www.nob.be/fr/Walter_Weller.html

バーゼル響以来要職にはついていなかったような気がしますが、次がベルギーとは、この人らしいめぐり合わせのような・・・それにしても最近のヴェラーの写真がオハン・ドゥリアン化しているような・・・(こちらにもあり)

最後は、もう始動しているのですが、単に私の注目ということで。

●プラハ響: イルジー・コウト(06?、首席指揮者-音楽監督(Chief Conductor - Music Director))
http://en.wikipedia.org/wiki/Prague_Symphony_Orchestra
http://www.fok.cz/HTML_EN/index_members.html

やっと里帰りできたようですね。マーツァルとともにチェコの音楽界を盛り上げていってほしいですね。

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ということでこれで指揮者人事まとめ終わりますが、調べたらまだまだ出てきそうです。



(追記) 結局まだまだ出てきたので続けます。→  07年以降の指揮者人事まとめ その6

07年以降の指揮者人事まとめ その4

Posted by ジュスマルダホス on 03.2007 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
07年以降の指揮者人事まとめ その3 より

では、ヨーロッパ行ってみましょう。


<ドイツ>

●シュターツカペレ・ドレスデン: ファビオ・ルイージ(07?)
http://en.wikipedia.org/wiki/S%C3%A4chsische_Staatskapelle_Dresden

●ベルリン・ドイツ響: インゴ・メッツマッヒャー(07?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Deutsches_Symphonie-Orchester_Berlin

●MDR(中部ドイツ放送)響(旧ライプツィヒ中部ドイツ放送響): 準メルクル(07?)
http://www.mdr.de/klangkoerper/2876.html

いずれも前から発表されていたので正直まだ始まっていなかったのかと思ってしまいますが、何かしら一気に若返った感がありますね。


-----------------------------

<北欧>

●スウェーデン放送響: ダニエル・ハーディング(07?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Swedish_Radio_Symphony_Orchestra

ここもまだ始まっていなかったのか。何だかこの人にしてはえらくローカルなポストという気がします。とはいえサロネンもここが最初のポストでしたし、実は激しく上手いオケなので何かやってくれるかも、と期待しております。

●ロイヤル・ストックホルム・フィル: サカリ・オラモ(08?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Royal_Stockholm_Philharmonic_Orchestra

ここは非常に順当な人選という感じがします。バーミンガムが08年で終わるそうなので、そちらも気になりますね。

●ラハティ響: ユッカ=ペッカ・サラステ(08?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Lahti_Symphony_Orchestra
http://www.sinfonialahti.fi/ajankohtaista/uutiset/en_GB/saraste_eng/

桂冠指揮者になるヴァンスカの後を受けてサラステが来るとは!
しかしアーティスティック・アドヴァイザー(3年間)という肩書きで、これは、コンマスのヤーッコ・クーシスト、首席ホルン奏者ペルッティ・クーシ、ジェネラル・マネージャーのトゥオマス・キンベリらで作るアーティスティック・チームの一員という扱いのようです。


-----------------------------

<オランダ>

●ロッテルダム・フィル: ヤニク・ネゼ=セガン(08?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Rotterdam_Philharmonic_Orchestra
http://fr.wikipedia.org/wiki/Yannick_N%C3%A9zet-S%C3%A9guin
http://www.yannicknezetseguin.com/

これは大注目です。ネゼ=セガン(ネゼト=セガン)は75年カナダ生まれの若手で、現在グランド・モントリオール・メトロポリタン管の音楽監督をしています。CDもマーラー4番、オルガン付などのほかに、最近ブル7を出し注目を浴びています。ロッテルダムもデ・ワールト、ジンマン、コンロン、ゲルギエフなどこれからメジャーに出てくる人を捕まえるという特技をもつオケなので、彼らのお目にかかったネゼ=セガンがどう出てくるか楽しみです。



07年以降の指揮者人事まとめ その5へ

07年以降の指揮者人事まとめ その3

Posted by ジュスマルダホス on 03.2007 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
07年以降の指揮者人事まとめ その2 より

では、ヨーロッパ行ってみましょう。


<ドイツ>

●シュターツカペレ・ドレスデン: ファビオ・ルイージ(07?)
http://en.wikipedia.org/wiki/S%C3%A4chsische_Staatskapelle_Dresden

●ベルリン・ドイツ響: インゴ・メッツマッヒャー(07?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Deutsches_Symphonie-Orchester_Berlin

●MDR(中部ドイツ放送)響(旧ライプツィヒ中部ドイツ放送響): 準メルクル(07?)
http://www.mdr.de/klangkoerper/2876.html

いずれも前から発表されていたので正直まだ始まっていなかったのかと思ってしまいますが、何かしら一気に若返った感がありますね。


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<北欧>

●スウェーデン放送響: ダニエル・ハーディング(07?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Swedish_Radio_Symphony_Orchestra

ここもまだ始まっていなかったのか。何だかこの人にしてはえらくローカルなポストという気がします。とはいえサロネンもここが最初のポストでしたし、実は激しく上手いオケなので何かやってくれるかも、と期待しております。

●ロイヤル・ストックホルム・フィル: サカリ・オラモ(08?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Royal_Stockholm_Philharmonic_Orchestra

ここは非常に順当な人選という感じがします。バーミンガムが08年で終わるそうなので、そちらも気になりますね。

●ラハティ響: ユッカ=ペッカ・サラステ(08?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Lahti_Symphony_Orchestra
http://www.sinfonialahti.fi/ajankohtaista/uutiset/en_GB/saraste_eng/

桂冠指揮者になるヴァンスカの後を受けてサラステが来るとは!
しかしアーティスティック・アドヴァイザー(3年間)という肩書きで、これは、コンマスのヤーッコ・クーシスト、首席ホルン奏者ペルッティ・クーシ、ジェネラル・マネージャーのトゥオマス・キンベリらで作るアーティスティック・チームの一員という扱いのようです。


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<オランダ>

●ロッテルダム・フィル: ヤニク・ネゼ=セガン(08?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Rotterdam_Philharmonic_Orchestra
http://fr.wikipedia.org/wiki/Yannick_N%C3%A9zet-S%C3%A9guin
http://www.yannicknezetseguin.com/

これは大注目です。ネゼ=セガン(ネゼト=セガン)は75年カナダ生まれの若手で、現在グランド・モントリオール・メトロポリタン管の音楽監督をしています。CDもマーラー4番、オルガン付などのほかに、最近ブル7を出し注目を浴びています。ロッテルダムもデ・ワールト、ジンマン、コンロン、ゲルギエフなどこれからメジャーに出てくる人を捕まえるという特技をもつオケなので、彼らのお目にかかったネゼ=セガンがどう出てくるか楽しみです。



07年以降の指揮者人事まとめ その4へ

07年以降の指揮者人事まとめ その2

Posted by ジュスマルダホス on 03.2007 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
07年以降の指揮者人事まとめ その1 より

では、アングロサクソン組行ってみましょう。

<アメリカ>

アメリカはその1の3人のほかにもまだまだ動きます。トップはやはりこの組み合わせでしょうね。

●ロサンジェルス・フィル: グスターボ・ドゥダメル(09/10?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Los_Angeles_Philharmonic
http://en.wikipedia.org/wiki/Gustavo_Dudamel

メータとサロネンで成功した若手作戦に出ましたね。
それにしても20代にしてベネズエラ、エーテボリ響と、三大陸制覇とはいやはや驚きです。

●ワシントン・ナショナル響: イヴァーン・フィッシャー(08?)
http://en.wikipedia.org/wiki/National_Symphony_Orchestra_(United_States)

首席指揮者待遇のようです。この組み合わせはちょっと意外な感じがします。

●ボルティモア響:マリン・オルソップ(07/08?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Marin_Alsop

アメリカメジャー初の女性音楽監督だそうです。ここは比較的順当にみえる人選ですね。

その1も含め、今まであげた人達全員欧米掛け持ちというのは驚きです。


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<イギリス>

イギリスは3年位前から色々と動いていたのでもうあまり動きはないですが、注目はロイヤルフィルのデュトワとここですね。

●ザ・フィルハーモニア: エサ=ペッカ・サロネン(08?)
http://ja.wikipedia.org/wiki/フィルハーモニア管弦楽団

首席指揮者という肩書きですが、ここは音楽監督をめったに置かないようなので、普通にこの肩書きなんでしょう。


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<オーストラリア>

オーストラリアも動きます。

●シドニー響:ヴラディーミル・アシュケナージ(09?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Sydney_Symphony

N響の後にシドニー。地球の裏側に来てくれたかと思ったらまた裏側に行くようですね。その後は南米かアフリカか。



07年以降の指揮者人事まとめ その3へ

07年以降の指揮者人事まとめ その1

Posted by ジュスマルダホス on 03.2007 極私的マエストロ   0 comments   0 trackback
今年秋から数年間はオケ界ではガンガン人事異動がおこるようです。それなりに追っていたのですが、だんだんわけが分からなくなってきたので、ここにいくつかに分けてまとめてみることにします。

<最近の異動ニュース>

といえば、これです。

●パリ管:2010年シーズンからパーヴォ・ヤルヴィが音楽監督

http://en.wikipedia.org/wiki/Orchestre_de_Paris
http://www.orchestredeparis.com/telechargement/CP_Jarvi.pdf
http://www.playbillarts.com/news/article/6577.html

そうきましたか!エッシェンバッハと同じくヨーロッパもアメリカでも経験豊かなマエストロなのでじゃじゃ馬のパリ管をどう鳴らす(馴らす)のか楽しみですね。

では、本題にいきましょう。まずは先数年で2つのポストを任されることになるマエストロが3人もいるので、この人たちから。


<いきなり多忙になるマエストロたち>

●マンフレート・ホーネック
http://en.wikipedia.org/wiki/Manfred_Honeck

シュトゥットガルト歌劇場(07?)
ピッツバーグ響(08/09?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Pittsburgh_Symphony_Orchestra

まずはこの人。音友でチェコフィルの音楽監督にも就任という記事を見たのですが、少なくともwiki上では見当たりません。まだ打診中ということでしょうか。そうなると忙しすぎやしませんかねえ。

●ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン
http://en.wikipedia.org/wiki/Jaap_van_Zweden

ダラス響(08/09?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Dallas_Symphony_Orchestra
ロイヤル・フランダース・フィル(08/09?)
の音楽監督に一気に就任します。

次は今エクストンからブルックナーを出し続けているこの人。ダラスのほうは07年からは指名音楽監督(music director designate)ということです。

●シャルル・デュトワ
http://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Dutoit

フィラデルフィア管(08?、首席指揮者兼アーティスティック・アドヴァイザー)
http://en.wikipedia.org/wiki/Philadelphia_Orchestra
ロイヤル・フィル(09?、芸術監督兼首席指揮者)
http://en.wikipedia.org/wiki/Royal_Philharmonic_Orchestra

大御所組からはこの人。どちらも音楽監督でないところが気になりますが、この世代では頭一歩出た活躍ぶりです。

ヤルヴィ含めてみなさんアメオケとヨーロッパオケの掛け持ちになりますね。
それでは、通常業務へ。


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