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謎のピアニスト セトラック(セトラク) Setrak

Posted by ジュスマルダホス on 13.2007 その他   0 comments   0 trackback
セトラック(セトラク) Setrak

ビゼーのピアノ曲全集でその名を一部だけに残すトルコ出身のピアニスト、セトラック。名は「セトラック」のみ。姓なのか名なのかすらわからない(多分ファーストネームだと思いますが)。検索してもCD情報以外なーんも出てこん。"Setrak piano"で検索しても別のセトラックさんしか出てこない。その別人ピアニスト セトラック・セトラキアンさんはレバノン出身だからやはり別人だ。ということで、とにかく"Setrak"にBizetやTurkey, turquieなど、色んな検索ワードを付けて調べてみることにした。

・・・やはりCD情報か別のセトラックさん情報以外でてこない。こうなったらカタカナじゃ。

 「セトラック」の検索結果223件。しかし「セ」と「トラック」の間が切れている別件ヒットばっかり。アセアセトラックバック、シンセトラック・・・しかも最初にヒットしたピアニストの「セトラック」は「極私的百科全書」って・・・_| ̄|○

ほんじゃためしに「セトラク」でやってみよう。 「セトラク」の検索結果は45件。少ない。しかし

「セトラクはトルコ出身のピアニスト」


の表記がいたるところに。これは期待が持てる。しかも

「パリでアルフレッド・コルトーとマルグリット・ロンに学んだ、結構な大家です。スクリャービンを得意としていることで知られています」


とのこと。何と、結構なお年の人っぽいではないか。コルトーが62年まで生きていて、ロンが66年まで生きていたので、どんなに若くとも50年代には生まれていることになる。まあ最晩年の大家たちがガキンチョの面倒を見るとはあまり思えないので(天才少年(少女?)だったら、当時からそれなりに名は出てくるでしょうし)、40年代以前生まれが妥当なところか。

 こんなこと考えつつヒットしたページを見てみると・・・

http://www.webserve.ne.jp/cadenza/label/solsticefy.html http://www.kingrecords.co.jp/kinginter/classic05-07.html

なんと、フランスのソルスティスというレーベルに結構な録音があるではないか。しかも得意のスクリャービンのエチュード全曲から、ショパンのワルツ全曲、グリーグの抒情小曲集全曲、リストのメフィストワルツ4曲、4つの忘れられたワルツなど、いくつか録音がある。ビゼーも全集だったことを考えると、この人密かにアシュケナージに並ぶ全集魔のようだ。

・・・ところで、このソルスティスというレーベルにはサイトはないのか。そこにいけば専属アーティスト情報とかあるかも知れない。そう思って早速調べてみたら・・・

http://www.solstice-music.com/

ありました。artistsの欄もある!しかし、ここにはなかった。じゃあ、隣のportraitsは?・・・やっとここにありました。しかも写真つきで。

http://www.solstice-music.com/portraits/portrait.php?artid=6
setrak.jpg

要約すると、
「1931年イスタンブール生まれのトルコ出身のピアニスト。46年にパリへ行き、エコール・ノルマルでコルトー、次いで(多分パリ)音楽院でロンに師事。イヴォンヌ・ルフェビュールクラスでプルミエ・プリ(一等)と同時にウジェーヌ・ビゴのクラスで指揮法のプルミエ・プリを獲得。リストの伝統を受け継ぐヴィルトゥオーゾである。レパートリーは広く、演奏家と同時にレアもの楽譜コレクターとしてリストの「『レリオ』の主題による幻想曲」を世に知らしめた。またソルスティスにスクリャービンのエチュード全曲を録音した。」

ということである。健在なら今年(06年)75歳。

そしてビゼーのピアノ曲全集はこのレーベルではないが、去年(05年)ハルモニア・ムンディ・フランスから再発売されているもよう。やはりこれが一番入手しやすくかつ安価(2枚組2000円程度)なようだ。

http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=871612&GOODS_SORT_CD=102 http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1494575

あと検索して出てきたのが、ショパンのコンチェルト1番とユゼフ・ヴィエニャフスキ(ヴァイオリンのヘンリクの弟)のコンチェルトというもの。オケはヴォイチェフ・ライスキ指揮のバルト・フィル。レーベルはシャン・デュ・モンドだから入手は限りなく難しいだろう。

http://cd.ciao.co.uk/Productinformation/Chopin_amp_WIeniawski_Piano_Concertos__5939442

・・・このユゼフのコンチェルト、中学のときにエアチェックした憶えが。セトラックのピアノは聞いたことないと思っていたのですが、実は聞いていたようです。

それにしてもセトラックさん、おそらく名前と出身からアルメニア系だと思うが、なぜファーストネーム(多分)だけなんでしょうね。それが未だに謎です。
(追記)

2006年10月21日に75歳でお亡くなりになりました。

http://www.musimem.com/obi-0706-1206.htm#setrak

ここには新しい情報があり、この記事によると19世紀ロシアの作曲家(アリャビエフ、リャードフなど)やカバレフスキーの作品集も録音あるようです。

また、イヴ・プティ Yves Petit というフランス名を持っているようですが、これは1967年にフランスに帰化するときに使った名前のようで、本名はセトラック・ヤヴルディアン Setrak Yavroudjian というらしく、やはりアルメニア人のようです。音楽活動のときは「セトラック」名義を守り続けたとあります。「イチロー」みたいな本名芸名登録にようなものでしょう。

ちょっと遅くなりましたが、御冥福をお祈りいたします。
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